「ホームページはありますか?」
そう聞かれたときに、
「あります」と答えられることがゴールだと思っていませんか。
ホームページを作った。
サービス内容も載せた。
プロフィールや問い合わせフォームもある。
それなのに、なかなか相談や申込みにはつながらない。
- 誰のためのホームページなのか、最初の画面でわからない
- サービス内容は書かれていても、相談後の変化が見えない
- 経歴や実績が、依頼できる理由としてつながっていない
- ページごとに伝えている内容が違い、専門性がぼやけている
- 問い合わせまでの心理的な距離が遠く、最初の一歩がわからない
つまり、情報量の不足よりも、読み手が安心して判断するための「言葉と順番」が不足していることが問題です。
そんな状態になると、
「デザインが古いのかな」
「もっと写真を増やした方がいいのかな」
「もっと詳しくサービスを書いた方がいいのかな」
と考えやすくなります。
でも、ホームページが仕事につながらない理由は、
見た目だけの問題ではありません。
初めて見た人が「この人なら安心して相談できそう」と判断できる状態を作ることです。
私は今回、自分のホームページを作りながら、
色、文字、文章、順番、ブログ、ボタン、導線を何度も見直しました。
その過程で気づいたのは、
作っていたのは単なるページではなく、
初めて会う人が安心して次の一歩へ進むための「対話」だったということです。
- ホームページがあっても問い合わせにつながらない理由
- 紹介された人が短時間で確認していること
- 安心につながるホームページに必要な5つの情報
- デザインより先に言葉を整える理由
- ホームページを作る前に確認したい順番
ホームページから問い合わせが来ない5つの理由
アクセスが少ない場合は、検索対策や発信量も見直す必要があります。一方、ページを見てもらえているのに相談につながらない場合は、次の5点を確認してください。
- 対象者が見えない:「個人事業主を支援します」のように範囲が広く、自分のためのサービスだと判断できない。
- 作業しか書かれていない:面談回数や制作物はわかっても、相談後に何が変わるのかが見えない。
- 信頼の根拠がつながっていない:資格や年数が並んでいても、その経験が今回の悩みにどう役立つのかわからない。
- 伝える軸がそろっていない:SNS、自己紹介、商品ページで説明が変わり、何の専門家なのかがぼやける。
- 入口が重すぎる:最初から個別相談や申込みしかなく、まだ迷っている人が進めない。
この5つは別々の問題に見えますが、共通しているのは、作り手が伝えたい情報と、読み手が判断したい情報の順番がずれていることです。
ホームページは営業資料ではなく安心材料
ホームページは、商品を詳しく説明し、
申込みを促すための営業資料だと思われがちです。
もちろん、サービス内容や申込み方法を伝える役割はあります。
でも、特に紹介やSNSから訪れた方が最初に求めているのは、
「今すぐ買う理由」ではありません。
まず確認したいのは、次のようなことです。
- どんな人なのか
- 何を相談できるのか
- 自分の悩みを理解してくれそうか
- 考え方や人柄は合いそうか
- 安心して連絡しても大丈夫か
この確認ができて初めて、
サービスの詳しい内容や申込み方法を読んでもらえます。
「この人なら大丈夫かもしれない」と感じてもらう場所です。
紹介された人は短時間で何を見ている?
紹介された方は、最初からホームページをすべて読むとは限りません。
まず画面を見ながら、
自分に関係がありそうかを短時間で判断します。
肩書きだけでなく、誰のどんな悩みに力になれる人かを確認します。
自分と同じ悩みや状況が書かれているかを見ます。
作業内容ではなく、受けた後の変化や未来を確認します。
経験、実績、考え方、お客様の声などから信頼できる理由を探します。
無料セミナー、診断、問い合わせなど、最初の一歩がわかるかを見ます。
この流れの途中で答えが見つからなければ、
内容が良くてもページを閉じられる可能性があります。
安心につながる5つの情報
| 必要な情報 | 読み手が知りたいこと |
|---|---|
| ① 対象となる人の悩み | 自分のためのサービスか |
| ② 届けられる変化 | 相談すると何が変わるのか |
| ③ サービスの考え方 | どのように支援するのか、自分に合いそうか |
| ④ 経験・実績・お客様の声 | なぜこの人に頼めるのか |
| ⑤ 次の一歩 | 最初にどこへ進めばよいのか |
詳しい情報をたくさん載せることより、
読み手が知りたい順番で配置することが大切です。
デザインより先に言葉を整える
ホームページでは、色、写真、レイアウト、文字の大きさも重要です。
見にくいページでは、内容を読む前に疲れてしまいます。
ただし、デザインがきれいでも、
次のような状態では仕事につながりにくくなります。
- 肩書きはあるが、何を相談できるかわからない
- サービス内容は詳しいが、誰向けなのかわからない
- 実績は多いが、自分にどう関係するかわからない
- ページごとに違うことを伝えている
- 問い合わせ以外に最初の入口がない
ホームページに必要なのは、
見た目を整える前に、
「誰へ、何を、どんな順番で伝えるか」を決めることです。
私も何度もホームページを作り直しました
私がホームページで「安心」を重視するのは、看護師・看護教員として12年間、6,000人以上の患者さん、ご家族、学生と関わってきた経験ともつながっています。
人は、不安を抱えているときほど、正しい情報を示されただけでは本音を話せません。「この人は自分の状況を決めつけずに聴いてくれる」「わからないことを質問しても大丈夫」と感じて、初めて自分のことを話せます。
ホームページも同じでした。実績やサービスを並べるだけではなく、読み手の悩みを先に言葉にし、考え方や支援の進め方を見せ、無理なく進める入口を用意する。その積み重ねが、まだ会ったことのない人との安心を作ります。
今回、自分のホームページを作る中で、
一度作って終わりにはなりませんでした。
画面を広げると文字が重なる。
大きな見出しが不自然な場所で切れる。
写真が大きすぎて、文章が読みにくくなる。
色が柔らかすぎると、私が大切にしているネイビーとゴールドの世界観から離れる。
反対に、濃い色を増やしすぎると、最初に感じてほしい柔らかさがなくなる。
内容についても、何度も見直しました。
- 最初に何を伝えるか
- 無料セミナーへどう案内するか
- 引っかかり診断をどこに置くか
- サービスをどの順番で見せるか
- お客様の声をどこで読んでもらうか
- ブログをどのように増やしていくか
一つ修正すると、別の場所とのつながりが気になります。
その繰り返しの中で、
ホームページは一つのページではなく、
読み手との会話の流れだと感じるようになりました。
すべてを通して作っていたのは、「この人なら話してみたい」と思える安心でした。
ホームページは最後に全部をつなぐ場所
ホームページだけを先に作ろうとすると、
何を書けばよいかわからなくなることがあります。
それは、ホームページが単体のものではないからです。
ホームページには、これまで事業で整えてきた内容が集まります。
- 自己紹介
- コンセプト
- 商品とサービス
- 発信やブログ
- 紹介されたときの説明
- LPや無料セミナー
- 申込みまでの導線
これらが別々の言葉になっていると、
ホームページ全体を読んでも何をお願いできる人なのかわかりません。
反対に、一つの核からすべてがつながっていれば、
どこを読んでも同じ価値が伝わります。
ホームページ制作もインタビューから始める理由
私は、ホームページ制作を考えるときも、
最初からデザインやページ数を決めることはしません。
まずお聞きしたいのは、次のようなことです。
- これまでどんな経験をしてきたのか
- なぜ今の仕事をしているのか
- どんな人の力になりたいのか
- 相手の何を変えられるのか
- 相談した方に、どんな未来へ進んでほしいのか
ここが見えなければ、
ホームページを作れても、
その人にしか作れないサイトにはなりません。
インタビューを通して人生と仕事を整理すると、
自己紹介、商品の価値、発信するテーマ、必要なページ、申込みまでの流れが見えてきます。
だから、ホームページ制作も一時間のインタビューから始めます。
ページを作る前に、その人の中にある言葉の根を見つける。
そのうえで、初めてデザインと導線へ落とし込みます。
今回のホームページ制作で変えたこと
今回のホームページでは、最初の入口を無料自己紹介セミナーにしました。
いきなり高額なサービスや個別相談へ進んでもらうのではなく、
まず「伝わる」と「選ばれる」の違いを知ってもらうためです。
また、訪れた方が今どこで止まっているのかを考えられるように、
引っかかり診断も用意しました。
サービス紹介では、
自己紹介だけでなく、商品、発信、紹介、LP、セミナー、ホームページまで、
必要なものを必要な順番で整えることを伝えました。
さらに、ブログを増やすことで、
短い自己紹介だけでは伝えきれない考え方や経験を、
一記事ずつ丁寧に読んでもらえるようにしました。
どの変更も、見栄えを良くするだけが目的ではありません。
初めて訪れた方が、
「自分の悩みに関係がある」
「この人の考え方なら合いそう」
「まずはセミナーで話を聞いてみよう」
と、迷わず進めるための変更です。
今日からできる30秒チェック
自分のホームページを初めて見るつもりで開き、
30秒以内に次の5つへ答えられるか確認してみてください。
肩書きだけでなく、誰のどんな悩みに力になれるかが伝わっているか確認します。
読み手が普段使う言葉で、具体的な悩みが書かれているか確認します。
サービス内容だけでなく、受ける前と後の変化が見えるか確認します。
経験、実績、考え方、お客様の声が、提供する価値とつながっているか確認します。
ボタンや案内が多すぎず、最初の一歩がわかるか確認します。
よくある質問
Q.ホームページはSNSより後に作った方がよいですか?
必ず後でなければならないわけではありません。ただし、誰に何を届ける人なのか、商品で何が変わるのかが整理されていないと、ホームページに何を書けばよいかわからなくなります。まず言葉の土台を整えてから作る方が、一貫したサイトになりやすいです。
Q.ホームページ制作だけを依頼することはできますか?
制作だけでも形にはできますが、相談につながるホームページを作るためには、自己紹介、商品の価値、届けたい相手、申込みまでの導線を先に整理することをおすすめします。
Q.ブログはホームページに必要ですか?
すべての事業に必須ではありません。ただし、ブログは考え方、経験、専門性を詳しく伝えられるため、検索からの流入だけでなく、紹介された方が安心して相談するための材料にもなります。
Q.デザインがきれいなら、文章は短くてもよいですか?
見やすいデザインは大切ですが、読み手が知りたいのは、誰の力になれるのか、相談すると何が変わるのか、なぜ信頼できるのかです。必要な情報が伝わる文章を、読みやすい順番で配置することが重要です。
まとめ|問い合わせにつながるホームページは、安心して判断できる
ホームページは、作って公開することが目的ではありません。
紹介や発信をきっかけに訪れた方が、
「この人なら自分のことをわかってくれそう」
「安心して話を聞けそう」
と判断できることが目的です。
- 誰のどんな悩みに力になれるかを最初に伝える
- サービス内容より、相談後に起こる変化を見せる
- 経験や実績を、信頼できる理由としてつなげる
- 自己紹介・商品・発信・紹介・セミナーを同じ軸でそろえる
- 最初の一歩を一つに絞り、迷わず進める導線を作る
ホームページとは、情報を置く場所ではありません。
人生、言葉、事業を一本につなぎ、
まだ会ったことのない人と信頼を作る場所です。
あなたの価値が一本につながるホームページへ
無料自己紹介セミナーでは、
誰のどんな悩みを、どんな価値で、どんな未来へ変える人なのかを整理します。
自己紹介・商品・発信・紹介・LP・セミナー・ホームページまでつながる
言葉の土台を、実例を交えてお伝えしています。
看護師・看護教員として12年間、6,000人以上の患者さん、ご家族、学生と関わる。
現在は、経営者・個人事業主へのインタビューを通して、
自己紹介、コンセプト、商品、発信、紹介、LP、セミナー、ホームページなど、
人生・言葉・事業を一本につなぐ言葉と導線の設計を支援している。
ホームページ制作も、デザインからではなく、一時間のインタビューと言葉の整理から始めている。